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★『ぬぐ絵画 日本のヌード1880-1945』 [骨・美術解剖学・身体]

★『 ぬぐ絵画 日本のヌード1880-1945』@東京国立近代美術館
  新嘗祭のきょうは“はだか”の絵を見に竹橋へ行くことにした。

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 “はだか”とひらがなを多用しているが、英文表記は“Undressing”=ぬぐ、である。
 なので「ぬぐ絵画」ということ。そしてヌードを問題にしている。

★さて、展覧会は::
 五姓田義松、ラグーザ玉、狩野芳崖、の裸体油画の初期/小展示室、
 工部美術学校、黒田清輝、安井曾太郎、の素描・油画/ギャラリー、
 このあたりまでは行き詰まる展開。

 ギャラリーはww.を基本に、油画のところはスポットを照射している。
 小作品などの個所のみ「穴あきブラックホイル」入り光制御スポットを使用。

 そして《智・感・情》がドーンと見えてきて、思わず溜め息。
 東京国立博物館(黒田記念館)と、東京藝術大学所蔵作品が順に並び、
《裸体婦人像》静嘉堂文庫あたりで少しホッとしながら、
 白木で作られたベンチに腰掛け《智・感・情》大作を眺める。

 ベンチや結界は、Undressingにかけたのか、
 白木と白ロープが使われている。(展示デザインは西澤徹夫氏)
 仮設の壁面構成もうまい。開口部から次の部屋へのうまい見せ方だ。

 あとの展示は、しっかり見ながらもザーッと流す。
 明治初期からの美術教育を含む裸体画描写を見ることで、
 東京国立近代美術館の所蔵作品も新鮮に見えて楽しむことができる。

★「所蔵作品展」に寄る。
 東近美所蔵の、“はだか”が多く展示されていて楽しい。
 特別展と平常展の連携の妙だろう。

 2点の油画に圧倒された。
 《風景の中の女》デ・クーニング、 ウィレム
 《スフィンクス-ミュリエル・ベルチャーの肖像》ベーコン、 フランシス

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 なーんだ。
 明治以来の日本の「ぬぐ絵画」は何を教育したのだろう。
 デ・クーニングとベーコンの人間/人物描写に及ばない有様に感じた。
 そう思う必要は無いのだが、本質的にやはりちがうものなのか。。

 人間/ヒトの存在について考えること。
 人とは何か、について教育することの可能性。
 人のかたちの学びの、明治以降の変遷を辿るこの展覧会を見ることで、
 まことに有意義な「勤労感謝の日」の時間をすごすことができた。

★2階/高松次郎の《No.273(影)》のその壁面だけが、
 ERCOのLEDスポットで照明されていた。

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 隣の壁面は榎倉康二の《干渉(STORY-No.18)》。
 隅の光をよく見ると色温度が異なる。(写真で写るだろうか?)

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 両壁面ともなぜか死を匂わせる。


★展覧会を見終えてショプで購入したカタログを読む。
 企画・構成を担当された、蔵屋美香さんの文章がオモシロい!
 美術学校で鷗外〜久米にひきつがれる「美術解剖学」にも言及されている。

 111123_MOMAT170146.jpg

 美術解剖学について、あらためて検討しつつ・・・
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