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★『紅心 小堀宗慶展 ―創作と審美眼の世界―』 [数寄・茶の湯・遠州流]

★朝から目黒区美術館へ
  『紅心 小堀宗慶展 ―創作と審美眼の世界―』
 100605_小堀宗汎慶展_IMG_1327.jpg

 今日は社中が呈茶を担当していたので、その手伝い、というか点法も担当・・・
 先般、 準師範のお名前を頂戴したうち、女性3名+自分=4名で点法を担当。
 いちおう年長者ではあるが・・・常の心構えのゆるさを露呈してしまった。

 「佳扇卓」(かせんじゅく) は、初めて実物を見たが、これがダイナミックなデザインで、
 その堂々たる姿にまず感動してしまった。 これで点法ができるのか・・・
 三角形の小卓が五台連なると、扇状に見事に羽根を広げたようになる。
 その扇の要の位置が本座になり、点法を行なう形になる。

 宗慶宗匠お好みの道具が、佳扇卓にかざり付けされると、
 昨日まで脳内でイメージしていた稽古した所作がいちいち納得されてくる。



★閉館後のレセプション+内覧会に、着物のままでうかがう。
 昼の呈茶の時には(あえて)展示会場に行かなかったので、
 さてようやくゆっくり鑑賞するのが楽しみ・・。

 レセプションが終わって展示会場へ3部構成の展示室を順にまわる。(図録順とは異なる)
 1部 宗慶宗匠ご自身の手になる書画作品
 2部 宗慶宗匠意匠による制作の作品
 3部 思い出深い道具の数々

1部 宗慶宗匠ご自身の手になる書画作品
 美術学校(現東京芸大)日本画といえば、芸大工芸科と並ぶ美術学校の王道である。(と思う)
 しかしひとつひとつの掛物を見ていると、圧倒されるような雰囲気でなく、
 これが茶の湯の世界で取り合わせられると、感動的な空間に結実される。
 (これにはまると、もう茶の湯の世界にはまりこんでゆく・・・常の稽古においても)
 最近の日本画のありようを見てると、エゴのかたまりだよなぁ・・・と思いつつ。

※「シベリアを偲びて」の連作のうちに詠われている
     一夜明けて 切株見れば アイスキャンデー
     われ囚人(めしうど)の 甘露とぞなる
  つけたてにより描かれた切株の描写が、なんともいえない。。


2部 宗慶宗匠意匠による制作の作品


3部 思い出深い道具の数々
 現在の茶人では経験しようにもできない、道具を見て・手取り・使う、ことが、
 宗慶宗匠の審美眼を生んでいることは間違いないだろうことが、
 ここに並ぶ名品中の名品による展示でうかがうことができる。

 いつのまにか僕のほかにだれも(監視の方以外に)いなくなった。。。珠玉の瞬間!である。
 気がついたら展示室で1時間が過ぎてしまった。。。。

 喜左衛門 馬蝗絆 初花 遅桜 飛鳥川 生野 六地蔵 花曇 かすみ 外花///
 すべてにストーリーがあり、それが中国・朝鮮という地域や時代を超えて、
 その時間と空間が、いまのここにまで伝えられ、繋がっている。

 芸大の布施英利先生と偶然で会ったので、ご一緒しながら喜左衛門を眺めて、
 その“皮膚感”についてうかがう事ができた。
 宗慶宗匠が喜左衛門を「湯につけた」時のことを解説に書かれているので、
 とくにそのイメージが湧いたのかもしれない。。。
 茶の湯は皮膚感で交わる芸術でもあるのだろう。


★帰ってきて図録を読む。
 「私の制作原点」               紅心 小堀宗慶
 「真の茶の湯者に捧ぐ」               林屋晴三
 「小堀遠州の茶の湯と宗慶宗匠」           熊倉勲夫
 「眼と、手と、心 ―紅心 小堀宗慶の創り出す芸術」 河合正朝

 いずれも読みやすく、現代の茶の湯の深淵を感じさせる内容。

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