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★151012_日韓の状況、政治と文化は対等?か [都市・街・公園・光・風景]

★韓国国際交流財団 KOREA FOUNDATION に招待いただいて、10月4日(日)〜11日(日)の期間、ワークショップで韓国・ソウルに滞在した。簡単に言うと韓国が毎年行っている企画で、例年は世界各国のキュレーターを招いての、英語によるコミュニケーション主体でのものなのである。
今年は日韓国交50年という記念すべき年に当るため、特に日本人キュレーターのみ・完全日本語通訳付きの年となった・・・のだが主題は〈文化交流〉とはいえ、両国の状況は厳しい。しかし参加したホスト/ゲスト当事者同士は、今こそ互いに通づるところと違いを冷静に認識すべきとして、予定された日程をこなした。

 用意していただいたホテルは、在韓日本大使館の真ん前。景福宮にも面した、ソウルでは一等地なのだろう。僕が好きな仁寺洞にも近く、悪くない。と思っていたら、さてこの宿では、否が応でも両国の(険悪な)政治的に状況について思索を迫られる1週間になった。

★朝の散歩で見かけたストリート彫刻。彫刻としての評価は…(`_´)ゞ
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 彫刻としての評価、などとなるべく冷静に見ようとするが、
 しかしこの記述は納得いかないものだ。(僕はハングルは残念ながら勉強不足で読めない。)
 英文・日文については日本の政府見解と抗議を望むヽ(´o`;

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 見たところ、この像の作者名を示すサインのようなものは・・・無いのかな?と探してみる。

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★あっという間の1週間が過ぎる、、この像を見おろす部屋ともサラバの日。
 日本大使館に対面している位置のため、おかげで24時間完全警備だった。
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 像の後ろには安重根の横断幕までおまけがつく。
 ハングルは読めないので何が書いてあるの?(日本大使館向けなので…)
 日本では伊藤博文を暗殺したテロリスト扱いだが、こちらでは英雄。
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 この部屋にされたのは意図したわけではないと思うが、まあいいか。(o_o)

 チェックアウトした朝には、こんな感じでガイドが(o_o)
 白人観光客?に何やら教えて(吹き込んで?)いるのか・・・ふぅ。
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支那・中国に隣接したこの半島の国。半島を分けて同じ民族が血を流して戦い、38度線を引かれて分断が続いている国。かつての大日本帝国が統治した時代もあった国。しかし今では同盟すべき国。日本に多くの在日韓国・朝鮮人が存在し、共に生き交わる、友人である国。
彼の国の気持ちになって考える事は、複雑だが僕なりに行動すべき歳と立場になったのだろう、と今回の旅(ワークショップ)を通して自覚を深めたのである。博物館美術館としての交流は、もっと長い歴史的な尊敬があり民族・国家としての尊重があり、そして多くを競い合うべき、最も近い隣国なのである。


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151004-11★日本の博物館学芸員ワークショップ 〈韓国美術の伝統と現代、そして日常の再発見〉 [博物館・美術館]

2015 日本の博物館学芸員ワークショップ 〈韓国美術の伝統と現代、そして日常の再発見〉参加。
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151005_ガイダンス@KF Global Center 19층 세미나실
★ 宣 承慧さん、ありがとうございましたヽ(´o`;
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【文化弾力性】
ワークショップ初日に大変有意義な発表と討論の時間、参加できて良かった。
木下コメント〈互いの文化的アイデンティティ・その表出・表現について互いに違いを認め合う事、共感・共有すべき点を探りながら、自己を見つめ直す。その事を時間をかけて多角的に(多国間で)行う事は博物館・美術館の担うべきことなんだと思いました。〉
またお会いしましょう。

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午後は財団のKFギャラリーの企画展示“韓国の食”を見学してから、湖林博物館へ。
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★★151006 鄭 于澤先生(東國大学 美術史學 教授)によるレクチャー
『高麗仏画から見る韓国の仏教美術』を聴講。
たいへんわかりやすく高麗仏画の全貌を構造的に明らかにしてくださる内容に、あっとい う間に所定の時間は過ぎ・・・2002年「韓国の名宝」展の作品調査のため、通度寺(トンドサ)を訪れた時の事を思い出した。巨大な仏画は、高麗時代より 少し後の作、とのこと。。

現在に残る高麗仏画は160余点のみにすぎない。そのうち110余点は日本にある。その数字は韓国・朝鮮半島の壮絶な歴史を意味するのか!? 日本が、世界に稀に見る「伝来品」を可能とした地勢的特異性であるということが読める。
鄭 于澤先生は現在、ホノルル美術館の、高麗美術を含む日本美術コレクションを調査中とのこと。その過程で日本美術の複雑さを実感している、ということだそうだ。韓国美術はその質・内容とも極めてシンプルだ。
pm:午後は韓国国立中央博物館へ。勝手知ったる、というほどではないけれど…
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まさかの法隆寺献納宝物・四十八体仏!がメインヴィジュアル。。
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国際交流についての様々なプログラムの紹介プレゼを聞いてから展示見学へ。
これもまさかの2ショット!!特別展でここだけ撮影可能!(平常陳列はもちろん留守)
しかも“動く照明”による演出がわりとよろしい設定になっている。韓国、やるなぁ。
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★★★151007 金 宣廷さんの「韓国現代美術の国際化」レクチャー。
検索しても日本語の紹介が少ないので、旧い2010年の情報をリンク。http://www.asahi.com/cult…/news_culture/TKY201011010277.html
彼女は1984年のN.J.パイクやローリー・アンダーソン、ヨーゼフ・ボイスらのパフォーマンスイベントの時に高校3年で、とても衝撃を受けたというか ら、同世代か。当時の僕にはパイクはサムソンのテレビを積み上げているだけ!?(今では誤解だとわかるが)にしか見えなくて、まだ独統合前のベルリンのボ イスの格好良さに引かれて、ニューヨークのローリー・アンダーソンや坂本龍一のやりとりに魅かれていた・・・

 さてレクチャーは、韓国では毎年といっていいほど、道ごと・地方単位で“(アート)ビエンナーレ”が行われている。ということと、注目の何人かのアーティスト紹介。
レクチャー直前に、テキストにあった『リアルDMZプロジェクト』の話題が財団からの意向(指示?)で変わってしまったらしくやや腰砕けの内容に・・・とても期待していただけに平板な話に終始してしまいちょっと残念。
 パイク(ペク)から続く現代美術の流れの話があっただけに、その後の現代美術館見学が面白く見る事ができた。(o_o)

それにしても韓国アート、僕はちょい苦手というか美意識が違うかも。。そこが面白いのだが。アーティスト側から見れば、“共感”よりも文化的ボーダーの存在する“緊張”感がおもしろいのだ。
PM:国立現代美術館(果川館)へ。

★★★行ってきました国立現代美術館。
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N.J.パイク(ペク)のタワーは、学芸員に聞いたところ、当初のブラウン管は(液晶に?)差し替えているとのこと。水平に置いている機材の角度なども変更しているらしく、パイク存命中は彼に内容変更を確認して、自身もいつもチェックに来ていたそうです。サムスンのサポートも今ではされないらしく、維持はますます難しく・・・
また当初の映像用VHSは→CD→DVDに変換していて、朝の立ち上げは3回路に分けているとのこと。消費電力は減っているものの、電磁波?と静電気によるホコリ?は大大とも聞いた。
 同行した美術館の方も話していたが、今後は世界的に彼のコレクションを「保存」することが問題で…現代美術の保存・修復は、古美術とも違いますが・・・美術館・博物館的課題です。
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1993年(大田万博の時)以来なので22年振り。時が経つのは早い!のを実感する。
名刺交換後、最初に館の概要について説明を聞く。学芸員数37名。展示などに関わるデザイナーは3名いるらしい。
2013年にスタートした「資料研究センター」ではアジアの近現代美術を“アーカイブ”するのだという気迫が伝わってきた。日本は出遅れているのでは・・・ここではポンピドーなどを念頭に置いてコリア美術で文化をリードしようとしている!?のがうかがえた。。

★★★★★151008午前中のレクチャーは、方炳善(バン・ビョンソン)先生『日常の中野韓国陶磁』。
韓国陶磁の製作技術の進歩を追って見事に構成されたパワポのスライドに集中する。このスライドには出川哲朗大阪東洋陶磁美術館館長も賞賛された。
さて「中国陶磁とは大きさと数を比較してはならない」という示唆に富むキーワード/約束事を前置きに、韓国陶磁の核心に迫り・・・
http://japanese.korea.net/NewsFocus/Culture/view

PM:サムソン美術館リウムへ。
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★★★★★★151009 国立公州博物館へ。
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午後は宋山里古墳群(武寧王墓)、公山城
世界遺産登録されている。ふと台湾には世界遺産は一つも無い事が頭を過る・・・
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★★★★★★★151010 DDPへ
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◆展覧会を見る。
 展示名:『澗松(カンソン)文化展第4部:梅・蘭・菊・竹_ ソンビの香り』
 展示期間:2015年6月4日~2015年10月11日
 展示場所:DDP博物館2階 デザイン博物館

PM:国立民俗博物館へ。
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民俗博物館観覧後は自由行動になったので、景福宮すぐ向かいの国立現代美術館 ソウル館へ。
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今日は21時までの夜間開館。日本でも少なくとも東京では20時でなく21・22時までにしたいと思う。。
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いちおうこれにてワークショップ所定のプログラムは終了。
皆様お疲れ様でした!ありがとうございました!!

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