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★ ピーテル・ブリューゲルの版画 [展覧会・アートイベント etc.]

★最終日のBunkamuraザ・ミュージアムへ
  「ベルギー王立図書館所蔵 ブリューゲル版画の世界」

 ブリューゲル_1519.jpg
  ※会場外の壁ポスター

 会場が混んでいてなかなか作品には近づけないので、
 要所要所鑑賞に変更。※単眼鏡を忘れた。

 とりあえず気分を16世紀のネーデルランドに・・・
 会場をザーッと全部見て、2まわり目は某目録をチェックしながら見る。

 第1章 雄大なアルプス山脈の賛美と近郊の田園風景への親近感

  とにかく風景画では空の描写に魅力溢れるやわらかさに特徴がある。
  混雑していともそれはよくわかった( ̄◇ ̄;)
  作品から離れていても、特に他の作家との違いはあきらか。


 第2章 聖書の主題や宗教的な寓意を描く

  風景から離れて、いきなり人間群像に溢れた画面ばかりで圧倒される。
 「キリストと貫通女」はブリューゲルと別の作家(マールデン・デ・ヴォス)とが並ぶ。
  ブリューゲルの精神性と“イタリア的趣味”の肉感的女性描写とが対比されて展示。

  章の最後は「バベルの塔」ブリューゲルと他の作家との比較展示。
  人の手になる究極の造景(塔)のなかの点景(人)、そして少しだけの空に寓意を見る。

  そこまで見て集中力が途切れた・・・
 「七つの罪源」すなわち貪欲/傲慢/激怒/怠惰/大食/嫉妬/邪淫のコーナーでは、
  解説ガイドのペーパーがあるので、それを見ながらの鑑賞で人が動かない///
 「邪淫」で素描とエングレーヴイングが並んでいたので、その比較だけよく見た。
  原画と版画とで表現を変えたらしい。(どうやら自己規制か?)


  ベルギーは未訪問の国。だが、ネーデルランドとなるとちょっととらえにくい。
  現在のベルギー、オランダ、ルクセンブルクということになるが、
  ハプスブルクを理解しないと理解できない。
  さらに16世紀の世界にはなかなか//・うーん、

  ボス(?)とか、小風景の画家とか、WLのモノグラムの画家(帰属)とか、
  ゆっくり見て行くとおもしろいだろうなぁ//と思いつつ、
  図録は買わずに(家で本棚で探せば何かあるだろう)

  そういえば、ロバの下顎骨が展示されていた。
  楽器だそうで、横を拳で?たたいて音を鳴らすようだ。
  No.92「金持ちは顎骨を弾く」の参考出品だったかな。

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★ 夕すずみ能『江口』 [芸能・演劇・映画・音楽 etc.]

★平成館で開催されたイベント “夕すずみ能”

 夕すずみ能_1847.JPG

 金春流の能を鑑賞するのは初めて。

☆前半:まずは 金春流シテ方・本田光洋師ほか によるレクチャー
 最初のマイクスイッチ忘れは残念(笑)だったが・・

 いつも能を見るとき、装束をどうやって着付けているのか疑問?
 だったのでたいへん勉強になった。

 また、女の役がなぜああいう組み合わせ(袴/胴服/厚板/唐織)で着付けるのか?についても、
 少しだが理解できておもしろかった。
 これは博物館でのイベントならではの、種明かし的趣向。

☆後半:休憩後、いよいよ「江口」を鑑賞。(中入後より)
 さてこの大講堂の舞台で、どんなふうに演ずるのだろう、、、

 なるほど前に見立ての柱を2本立て、橋懸りはあることになっている・・・
 屋形舟は常のように置かれて、、、

 しかしライティングはダメだなぁ、、
 こういう企画をやるなら設備を変えないといけないな。

 謡の文を用意したのだが、序の舞あたりから引き込まれて、謡の箇所を見失ってしまった…
 最後の「即ち普賢菩薩とあらはれ…」から終わりまでは圧巻!の演舞!!

 内容は能らしく、脈絡の無さが素晴らしい。。
 遊女(の霊)が普賢菩薩に、舟が白像に変身して消えていったのであった・・・

  即ち普賢菩薩とあらわれ
  舟は白象となりつつ
  光と共に白妙の
  白雲にうちのりて
  西の空にゆき給う
  有難くぞおぼえたる
  ありがたくこそおぼゆれ

 会場がひけてから、本館9室へ、 「能「江口」の面・装束」の展示を鑑賞。

 本館9_江口_1846.JPG

 金春流の本面!?はやはりいい。(わかったふり)
 もう一つの小面と比較すると色味の違いがよくわかる。(照明のせい?かも、)
 展示は8月29日(日)まで。。


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★王朝と技と美と;日本が受入れたもの / 受入れなかったもの。 [出版/寄稿/レクチャー/取材 etc.]

★東京国立博物館 平成館で開催中の
 『誕生!中国文明展』はあと9日間を残すのみ。
  見どころはコチラのサイトに詳細なレビューが!!。。
     ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
   木下史青氏に聞く「誕生!中国文明展」のヒミツ

 doukouban.jpg

 たいへん僭越ながら、照明のテクニックを軸に、展示手法のキモについてご紹介した。
 さまざまな光源を使用した照明手法は、どなたでも確認することが可能。(要観察。。)
  ・ハロゲンランプ
  ・ローボルトハロゲンランプ
  ・光ファイバー
  ・蛍光灯
  ・導光板
  ・無機EL板
  ・高演色LED
  ・ ・・ 細かく見るとまだあります。
 
 恐るべき、圧倒的な中国!
 オススメです。。

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★ハンス・コパー [博物館・美術館]

有機ELで照明されているという 「ハンス・コパー展」

 HANS COPER_1826s.JPG

  汐留ミュージアムはルオー・ギャラリーもこの7月にオールLED照明に変わったという・・・

 会場に入るとルーシー・リーのアシスタント時代に作ったというボタンが、
 サイドから2種の色温度のLEDを併用した、宝石箱のような展示ケースに入っている。
 覗き込むとハーフミラーの効果で、ボタンの裏側を見せつつエンドレス映り込みが面白い/\/\

 蛍光灯コルトン、光ファイバー、カッタースポット、スプレッドレンズ、間接照明・・・
 と照明手法オンパレード。ついつい目がいく。そしていよいよ有機EL照明を見る。

 4面アクリルケースでバックパネル付き。電源コードはバックパネルに通しているらしい。
 上部に□80mm/4.5mm厚×2ヶのユニット。
 下部はユニット×1ヶを“あえて”見えるように設置。
 演色性に優れているため陶肌の微妙な色調が鮮やかに見え、直進性に優れつつ柔らかい光質。
 輝度はあるものの眩し過ぎることが無いのは、指向性の性質のせいだろうか。

 作品の形態に応じて、上部ユニット2つの配置を変えている。(こういう遊びの要素が楽しい)
 うーん、これはぜひ使ってみたいと思った。

 ルーシー・リィーのコーナーは、美しい展示がされていた。
 器の下に敷いた薄板の光沢感/反射光が功を奏している。
 器の内側/外側がまったく視覚的に違うこと無く、自然に見える。
 こういう反射効果が得られる素材は、ありそうでなかなか無いもの。
 ただ、滑る素材でもあるので転倒防止措置は欠かせない。。。

☆ハンス・コパーの器と、建築装飾、そしてオブジェは、
 どれもヒトの形態に通ずる造形である。

 やはり西欧の造形の基本は「人体」であることにゆるぎが無いのであろう。
 しかもユダヤ系ということであるそうなので、キリスト教的世界観とは異なった、
 “キクラデス・フォーム”へと達するプロセスが、ゾクゾクと琴線に響いてきた。

 僕の実家にも、キュクラデスの小さな像があった。
 その明るさを、彼の人生は希求したのでは?と勝手な想像をしつつ、
 その最晩年の、研ぎすまされた形態と静かに向き合った。


★話題の「ルオー・ギャラリー」の方は、LEDの演色性が悪いせいか、
 油絵の具本来の発色が濁っていると感じてしまった。これではダメだろう。
 LED分光ごと演色評価数、特にR9の数値をもっと上げないと、
 色彩が命!の作品においては、美術館博物館ではまだまだ使えない。
 各社凌ぎを削っての開発競争分野なので、改良改善は時間の問題だろう。

 LEDによって質感・輝きは増して見えるせいで誤魔化されそうになったが、
 ルオー作品の本質である色彩と筆触の魅力は少々減ぜられてしまったかと。
 しかし油絵なら比較的高照度での展示が許されるので、OKとも言えるだろう。

 ルオーの、より荘厳な宗教観・神秘性を感じるギャラリーの展示デザインやってみたいところ。
 あのP社のビルの中に、そんな空間を現出させる幻が、僕には見えるんだがなぁ(笑。。

 ※最近、お寺の仏像にもLED照明を使う傾向があるようだが、
  LED素子の持つ性能を吟味して使わないと、“魂が抜けて見える”結果になりかねない、と思う。
  多くのお堂では自然光やろうそくの炎が補足される場合も多いが・・・


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★ 鍋島 と 博物館へ行こう(夏) [展覧会・アートイベント etc.]

★  『 誇り高きデザイン 鍋島 』

 きのう仕事の合間にサントリー美術館の内覧会へ出掛けた。
 30分くらい見て失礼しようかと思って見始めたら・・・
 つい!?、音声ガイドを借りてイントロダクションの音声で吸込まれた、、

 鍋島_1763s.jpg

 この “誇り高さ” こそ今の日本には足りないと思う昨今、
 うつわ の、研ぎすまされた意匠/文様(デザイン)の技を眺めるにつけ、
 忘れてしまいそうな、しかし決して失ってはいけない“誇り高さ”がひしひしと迫ってくる。

 美しい! ため息をつきながら、ひとつひとつ眺め続けた。
   (いい!と思ってみたら、東京国立博物館蔵だったり・・・(笑 )
 予定時間をかなりオーバー。。

 ※以下は“つぶやき”より
 ★『鍋島』 は “誇り高きデザイン”だったなぁ・・・。
  そう、“デザインとはモノを異次元の高みに引っ張り上げる力のこと”

 ★『鍋島』の「皿立て」は黒くてガッシリしていて立派だった。
  多少目立ち過ぎかもしれないが、わりと好みだ。。

 ★『鍋島』の解説で使われていたフォントは、なんと「教科書体」!
  最初“おや?”っと思った。
  そんなの使ったことないぜ・・・と思ったけど、、
  でも柔らかい感じでさらっと読みやすく感じた。。これはぜひ試してみたい。

  仕事場に戻って図録を開くと、またその美しさにため息つきながら、背筋が伸びる。
  姿勢を正して、ガンバラナケレバナラナイ。

 ///////////////////////

 ★テレビニュースや新聞報道を見ると、「談話」とやらに右往左往する姿がみっともない。
  いったい談話ってなんだ?ってくらいに、、まったく「談話室滝沢」か?
  ようは「非公式な意見」であり“カンバセーション”である・・・

  しかしかの国では、そうはいかないらしい。
  いっぽう、この国では“教育”を怠ってきたから、自分で学ぶ:見極めるしかない。

  我が身を振り返って、すべきことをする。
  ・・といま、ブログをつづっているわけ。

  できることといえば、 『博物館へ行こう』だ。
  この夏休み:小学生、中学生、高校生、そしておとなたちへ★


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★ 建築はどこにあるの? [展覧会・アートイベント etc.]

『建築はどこにあるの? 7つのインスタレーション』
 展覧会最終日の東京国立近代美術館は混んでいた。

 IMG_1755s.JPG

 インスタレーションは建築ではないから、建築は無かった。
 そこにはなにか構造らしきもの、というより残像が移ろうような空間が//

 普段は照明のほうが実体が無く、展示物に実体があるはずなのに、
 今回の展示では、展示物に実体が無く、照明ばかりが実体のようであった。

 なにか主体の無い日本画を見ているようで、
 日本の建築家は、日本画家の志向する気分に似ているのかもしれない。
 建築とは(いまや)そうあるべき、(もはや)そんなものなのかもしれない。

         ☆ ★ ☆

 IMG_1720s.JPG
 ・中村竜治 《とうもろこし畑》 2010年

 IMG_1722s.JPG
 ・中山英之 《草原の大きな扉》 2010年 

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 ・内藤廣 《赤縞》 2010年 

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 ・菊地宏 《ある部屋の一日》 2010年

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 ・伊東豊雄 《うちのうちのうち》 2010年

 IMG_1753s.JPG
 ・アトリエ・ワン 《まちあわせ》 2010年


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★ DESIGNING with SHADOW [都市・街・公園・光・風景]

DESIGNING with SHADOW 『陰影のデザイン』出版記念会 @ 明治神宮 参集殿へ

 陰影のデザイン.jpg

 “照明デザインの原点は、闇であり陰影である。”
  魅了する照明デザインとは、光を加算することではなく、
  むしろわずかな光の中に微妙な陰影を発見し想像していくこと、
   (本の帯より)

 ライティング プランナーズ アソシエーツが、2010年8月8日に設立二〇周年を迎えるとのこと。
 まことに目出度いこの区切りのパーティに、(師匠と仰ぐ)面出 薫さんから招待状をいただいた。

 初めての明治神宮・参集殿は、オリンピック橋の入口から徒歩5分くらいかかる。
 この建物もLPAの手になる、美しい光と闇をまとった光のデザインになっている。
 パーティ会場へは30分遅刻して到着、ワインを手に取ると、
 日本の照明デザイナーの草分け、石井幹子先生の挨拶が始まったところ・・・

 僕は1995年4月から1998年5月まで3年間と1ヶ月、LPAで照明デザインの仕事を覚えた。
 たった3年あまりだが、極めて密度の高い、“濃い” 修行期間を過ごさせてもらったと思う。

 IMG_1715s.JPG

 その後の博物館での仕事は、身についた光のデザイン力を生かそうと頑張ってきたつもりだが、
 はたして恩返し!?が少しでもできただろうか・・・パーティ風景を眺めつつ振り返ってみる。。
 
 IMG_1716s.JPG

 パーティのクライマックスは、面出さん演出による実験的 “光と音楽の響宴”
 LPA同期のKさんが弾くピアノ & 彼女の友人チェリストによる演奏は、
 本のテーマでもある “闇と陰影” をイメージしているとのこと。

 3曲目のウェーベルン(曲名は忘れた)は流石に見事な演奏。
 締めくくりはバッハ「無伴奏チェロ」で演奏が終わると拍手が沸き起こった、、、
 しばし暑さを忘れてのひととき・・・しかし帰りの参道を歩くとどっと汗が。。。。

 ※帰って本を眺めると、どうしても美術館・博物館へ目が。
  ・香川県立東山魁夷せとうち美術館/2005/谷口建築設計研究所
  ・シンガポール国立博物館/2006/W Architects,CPG Consultants
  ・ペラナカン ミュージアム/2008/W Architects
            どれも訪れたことがないなぁ・・・行動しないと!見たい!

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黒猫★☆白蜂

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